わたしたちは”真のプロフェッショナル”を目指します。
わたしたちは”もの創に誇り”をもちます。
自らの”能力を信じ”その”全面的開花を求め続けます。”
わたしたちは”智と技で、顧客に満足してもらいます。”
わたしたちは、プロフェッショナルとして、3つの能力を発揮します。
物事の筋道と本質をつかみ、思考と行動を最適化する能力
想像をカタチにする腕前
人の気持ちをとりこし、夢中にさせる無形の力
私が社長に就任して33年経ちました。莫大な借金と年商数年分の累積赤字のなかからスタートしました。日米摩擦ー超円高、バブル景気と崩壊ー失われた20年、ITバブル後のリーマンショック、阪神淡路ー新潟中越ー東日本と連続する巨大地震そして、戦後最長の好景気アベノミクスーコロナ不況と、振り返るってみれば、そのどれもが、いまだ経験したことのない変化でした。
これらの変化を何とか潜り抜け、現在コロナ不況という新たな苦境に直面しています。
こういう厳しい時期に、会社トップの交代を実行することに対し、批判的なあるいは懐疑的な意見も世間にはあります。
しかし、そうした意見も十分に承知した上で経営の若返りを断行したのは、苦境に直面する現在だからこそ新経営者を鍛える絶好の機会と考えたのです。私のモットーは、<経験した者だけが、体得できる>と確信することにあります。科学の普遍原理以外は、経験してこそ知り・理解し・血肉化できると信じています。逆に言えば、経験の裏打ちのない意見や批評は重視していません。
この思いで、新経営層が立ち向かう現在の苦境(コロナ不況)は遜色ない対象といえます。若い発想と従業員の意思を結集し、立ち向かってくれることを期待します。
また社長交代に当たり、是非とも伝えておきたい私の意志を要約しておきます。
規模拡大ではなく、尖がった存在感を発揮する存在
-上は工業所有権(特許)獲得から、納期・品質ナンバーワン
特に従業員に対して、本当の勇気と優しさをもった姿勢
現在創業58年、あと2世代の世代交代をなすことで実現
不断の変革が必要
令和三年(2021年)三月
技研工業株式会社 代表取締役会長仲尾 律彦
商号 | 技研工業株式会社 |
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所在地 | 大阪府豊中市上津島3丁目2番6号(MAP) |
連絡先 | TEL:06-6866-2228 FAX:06-6866-0410 |
創業 | 1963年(昭和38年)11月4日 |
資本金 | 30,000,000円 |
従業員数 | 25名 |
代表 |
代表取締役会長 仲尾律彦 代表取締役社長 清勇孝志 |
主要取引先 (順不同・敬称略) |
エスペック株式会社・エスペックテストシステム株式会社・エスペックミック株式会社・株式会社モトヤマ・株式会社パウレック・三田理化工業株式会社・富山産業株式会社・淀川ヒューテック株式会社 |
企業内容 |
精密機械板金加工を軸に、各種産業機器や医療機器等の開発・設計及び製造・完成品組立。 ’97.設計部門を置き開発・設計・試作の受託開始。 液晶パネル製造装置、電気炉、脱臭装置などの製造。 |
1963年 | 複写機修理会社として吹田市で創業 |
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1988年 | 現在地(豊中市)に移転・代表取締役に仲尾律彦就任 |
1997年 |
大阪府品質管理推進優良企業表彰 真空滅菌装置の開発完了、OEM供給開始 |
2000年 |
労働省快適職場推進事業認定 CO2レーザー複合機を夜間無人運転化 |
2001年 | YAGレーザー溶接機導入 |
2003年 | 大阪府経営合理化協会誌年始号に特集紹介掲載 |
2004年 |
液晶パネル製造装置の増産につき第2工場建設 世界最大世界初の板金製クリーン炉生産開始 インライン用クリーンオーブン開発受託 |
2005年 | 大型吸着式脱臭装置の受託製造開始 |
2006年 |
小型脱臭装置の開発開始 経済産業省地域コンソーシアム製造事業所認定 高温電気炉設計試作受託 |
2007年 | 高温電気炉(600℃)2機種拡大開発と量産開始 |
2008年 | 日刊工業新聞社”関西の優良機械メーカー70社”に掲載 |
2009年 | 小型植物栽培装置 開発・試作受託 |
2010年 | 小型植物栽培装置 3機種拡大と量産開始 |
2013年 | IPS細胞研究用小動物飼育クリーンラック開発受託 |
2015年 | 京都・大阪大学医学部向け小動物飼育クリーンラック 4種大量受注 |
2017年 | 医薬品人体吸収サンプリング装置量産受注 |
2018年 | 取締役専務に清勇孝志が就任 |
2020年 | 代表取締役仲尾律彦社長退任、後任に清勇孝志が就任 |
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代表挨拶
当社は 昭和38年(1963年)に創業し、その24年後(1987年)に私が2代目の代表に就きました。
爾来30有余年、お客様からの信頼獲得と社員の能力向上を経営の基本に据え『 山椒は小粒でもぴりりと辛い 』という格言の如く、小さくとも存在感ある企業を目指し精力を注いでまいりました。
おかげさまで、『困った時のGIKEN頼み』とのお客様評価も定着したように見受けられ、近頃ではお客様の新製品開発などに関した設計前検討会への参席要請を頂く機会も増えてまいりました。
高齢化や少子化による人手不足が急速に進む国内製造業において、社員平均年齢30歳代を維持しつつ、20代から70代までの老若男女が助けあいながら日々の生産にいそしんでおります。
特筆すべきは、お客様の先進的で進取性あふれる企業文化に触れられるという恵まれた環境にいることです。
またそれぞれの業界でトップクラスを占められるお客様方の性能評価試験装置や特殊生産装置などの製造受託を通して、常に最先端あるいは次世代デバイス・製品などに直接・間接に触れられることです。これらは社員のモチベーションを高め、挑戦心をかき立て、“もの創り”に誇りを与えてくれる源となっております。
当社は私の後ほぼ二世代で100周年に到達します。
100周年を確実なものにするためには、これまで以上にお客さまの高くて新しい要望に的確迅速に応え続けることが必須と考えています。より一層の研鑽と挑戦の必要性を痛感するところであります。
世代を貫いて『山椒は小粒でもぴりりと辛い』の格言をマインドの芯に据え、常にお客様から必要とされ続ける存在を目指して邁進してまいります。